TOPページ > 自動車保険の基礎知識 > 自動車保険・自由化とその影響
現在、自動車保険を扱っている会社はさまざまです。各メディアの広告などで、色とりどりの保険会社が自社商品を打ち出しているようす、目にするユーザーも多いことでしょう。
保険会社の数が多くなれば、その商品やサービス内容などの選択肢が増えることにつながりますので、ユーザーとしては嬉しいものです。
さて、いつからこのような競争の激化が始まったのでしょうか?
それまでの自動車保険は、じつは“自動車保険料率算定会”というところがデータから保険料を算出し、保険会社ではその保険料を使うよう、法律で義務づけられていました。
しかし、日米保険協議のすえ1998年に自動車保険が完全自由化され、このことにより多くの外資系保険会社が日本に参入してきたのです。
現在でも損害保険率算出機構(元・自動車保険料率算定会)というところが参考データとして保険料率を出していますが、各社競合が激しくなった今、ユーザーの支払う保険料は保険会社選びで大きく幅がでています。
あなたの保険、見直しは必要ありませんか?
外資系自動車保険が持ちこんだ考え方に“リスク細分”というものがあります。
これはつまり“リスク”=“危険率”を細分化して、リスクの少ない契約者にはそのぶん保険料を割引します、という考え方なのです。
細分項目には、次のようなものがあります。
○運転歴・・・・・・・・・・運転者の事故歴の有無、また運転経験年数など。 ○年齢、性別、居住地域・・・運転者のおおまかなプロフィール、運転の環境など。 ○安全装置の有無・・・・・・エアバッグ、ABS、盗難防止装置など。 ○使用目的・・・・・・・・・営業用か、自家用か。 ○種別・・・・・・・・・・・乗用自動車、貨物自動車、軽自動車などの種別。 ○使用状況・・・・・・・・・年間の走行距離。 ○所有台数・・・車を複数所有しているかどうか。また、所有しているとしたら何台か。
リスク細分型自動車保険では、これら各項目において、そのユーザーがどれだけのリスクをはらんでいるのか、事前に取られたデータによって判断されます。
たとえば、運転歴で事故を何回も起こしている人はまた事故を起こす可能性が高いと推測され、リスクが高いことになります。また、男性より女性のほうが事故を起こさない、というデータがあれば、女性はリスクが低いということになります。
リスクが低ければ、補償金の支払いも発生する可能性が低いということで、保険料自体を安くしてもらえるのです。
このリスク細分の適用項目などは各社違いがあることがありますが、データをもとに保険料に反映させる考え方は、ユーザーにとっても保険会社にとっても合理的です。
こうした細かな項目にいちいち目を通すのは面倒だ、という人もいることでしょう。
しかし、ひとつひとつ検討していくと、それほど難しいものではありません。現在、このリスク細分型の自動車保険は外資系だけでなく多くの保険会社が採用しています。なにより、保険料が安くなる可能性があるのが魅力ですので、興味のあるひとはぜひ検討してみてください。
一方、やはり難しいものは避けたい、と言う人のために、おもな内容が一まとめにセットされた自動車保険商品もたくさんあります。
どういった保険にするかは、ユーザーの判断でしょう。
外資・国内ふくめて自動車保険各社、それぞれ差別化をはかった保険内容・サービス内容を打ちだしています。その多様化はめざましいもので、一体どれにしたらいいのか分からなくなってしまう人も多いことでしょう。
ここで決め手になるのは、やはりユーザーのカーライフがどのようなものなのか、ということです。
各社が打ち出す方向性とユーザーのカーライフがマッチしている保険こそが理想ですね。
そのためには、ひとつの自動車保険会社にこだわらず、なるべくたくさんの自動車保険を比較検討してみることが大切なのです。