自動車保険の選び方: 2008年3月アーカイブ
いまや自動車保険は、“ただ加入する”のではなく、“ユーザーがつくる”時代です。保険商品の細分化がすすみ、ユーザーのカーライフに合わせてカスタマイズできるのが昨今の自動車保険。
そこで、何をもっとも重視したいのかを考えてみましょう。
大きく2通り、「保険料の安さ」か「補償内容やサービスの手厚さ」か、です。
自動車保険料、安さを重視するなら!
安さ重視の自動車保険選びには、以下のようなカーライフの人にオススメです。
・そもそも、あまり車に乗らない。車に乗るのは週に1~2回ほど。
・1回の移動距離が短い。また移動の道のりも決まっている。
・車を使う地域は、交通量が少ない。道路が複雑に入組んでいるような市街地は走らない。
・その車を運転する人は必ず決まっている。
・車そのものはあまり高価でない(車両補償をつけなくていい)。
・運転に慣れていて、過去に事故を起こしたことがない。
・自動車保険はよく知っているので、代理店は必要ない。
こうした、事故リスクが極めて少ないタイプの人にオススメなのは、なんといってもダイレクト(直販)系保険会社の“リスク細分型保険”です。
条件が細かく設定されており、年齢・使用頻度・走行距離などが条件に合えば、保険料がグッと安くなる可能性があります。
ただ、保険料が安くなる条件は各保険会社によって違いがありますので、場合によってはリスク細分型自動車保険ですと割高になってしまうこともあります。
しかし、安さを重視したいとはいえ、「大切なのはいざというときの補償である」ということも考えておきましょう。
充分な補償をつけたなかで、もっとも安い自動車保険を探すには、“自動車保険一括見積もりサイト”の利用がオススメです。
情報を入力すると、いちどに複数の保険会社へ見積もり請求ができます。結果はメールなどで届きますので、補償内容を比較検討しながら、もっとも安い自動車保険を探すことができます。
自動車保険は、補償やサービスの手厚さ重視!
補償内容やサービスを重視したいカーライフには次のようなものがあげられます。
・通勤や通学など、毎日のように車にのる。
・移動距離は長いほうだ。または、普段は短いが、ときには遠出もする。
・走行する地域は交通量が多い。道路がいりくんだ市街地である。
・その車を、家族など複数の人が運転する可能性がある。
・高級車、または希少価値がある車にのっている。
・運転初心者、また、運転に自信がない人など。
・自動車保険はあまり詳しくないので、代理店を通して契約したい。
自動車保険の基本である“対人賠償保険”“対物賠償保険”“搭乗者傷害保険”の3つのほか、万が一のことを考えて補償内容を充実させておきたい人は“無保険車障害保険”“自損事故保険”“車両保険”“人身傷害賠償保険”を加えることをお勧めします。必要なものを組みあわせて加入しましょう。
特に“人身傷害補償保険”は重要で、「完全補償」とも言われるほど幅広い補償内容となっており、事故の相手方や、ユーザー自身、またユーザーの家族にいたるまでが補償対象になっています。
自動車事故はどのようなケースが想定されるかわかりません。“対人賠償保険”や“搭乗者損害保険”でカバーしきれない損害が出てくる可能性もあります。
保険料は少し上がりますが、「その時」のためには欠かせない保険です。
また、アクシデントが起きたときのサービス対応も大切です。ユーザーが事故時にあわてず対応できればよいのですが、そうでない場合、代理店に解決の援助を求めることができないと混乱してしまいます。ダイレクト系自動車保険よりは少し割高になりますが、そういった人は保険代理店を通した契約をしたほうが無難といえます。
そして、こちらも保険探しには“自動車保険一括見積もりサイト”の利用をオススメします。複数の保険会社から一斉に見積もりが届きますので、補償内容や保険料を比較しながら検討することができます。
自動車保険を安くする方法に、“代理店を通さない”というものがあります。いわゆるダイレクト(保険会社の直販)で契約することによって、保険代理店がとるマージンをなくそう、という方法です。
しかし、一概にダイレクト系がいいとは限らない場合もあります。ユーザーによってどちらが良いか分かれますので、それぞれのメリット・デメリットについて少し見てみましょう。
ダイレクト系自動車保険
これまでの自動車保険は、保険代理店をとおして契約するのが一般的でした。しかし、ダイレクト系自動車保険では、インターネットなどを通じて保険会社が商品を通信販売し、ユーザーと直接契約するかたちです。
このことから、自動車保険に詳しい人向けということができます。
【メリット】
≪1≫保険料の安さ
ダイレクト系自動車保険は、やはり「保険料が安い」ということが最大のメリットでしょう。インターネットなどでの通信販売、という方法をとることによって、人件費その他をカットし、保険料に反映させることができるのです。
≪2≫インターネットの利便性に長けている
まず、見積もりです。電話での見積もりも可能なのですが、便利なのはインターネットでの依頼です。サイトの見積もり申し込みフォームに記入するだけで、24時間どこからでも見積もりを依頼することができます。結果はメールなどで送られてきますので、好きなときに見積もり依頼をし、結果を比較検討することができます。
また、保険の相談も、電話やインターネットを通じてできます。以前のように、自宅などに保険会社の人を呼ぶわずらわしさがありません。
【デメリット】
≪1≫契約内容にズレが生じやすい
とくにインターネットでの申し込みは、手軽であるだけに注意が必要です。ダイレクト系自動車保険を契約していて、事故が起こったときそこで初めてユーザー側が期待していた内容と実際の契約内容が違っていたことが判明した、などという話も時々見受けられます。
代理店を経由していたら担当者から内容説明があったことも、ダイレクト系の多くの保険では省かれるからです。必ず約款をよく読み、内容を把握しておくことが大切です。
≪2≫事故処理の対応に不安がのこる?
代理店と違い、全国に数ヶ所ある事故対応センターで一括して事故処理を請け負っています。主に電話と郵送にての事故処理になりますので、とくに保険に詳しくない人にとっては、不安の残るところかもしれません。事故の際に過失割合が大きい場合などは、保険会社との交渉を自分ですることになるケースもあるようです。
また、一般にダイレクト系は、最初から等級の高い優良ドライバーを集めて契約を結んでいますので、事故処理の経験が乏しい、と指摘する声もあります。
しかし、実際のところはダイレクト系であってもおおむね事故処理に不満の声は少ないようで、むしろ初期対応の速さや的確さに満足している声も多くみられるようです。
代理店を通した自動車保険
代理店にもさまざまあり、販売店や整備工場などが兼営している「兼業代理店」と、いわゆる「プロ代理店」の2種類に分かれます。プロ代理店のほうは自動車保険だけでなく、損害保険を全般扱っているところもありますので、保険の一元管理をしてもらうことも可能です。
保険会社とユーザーのパイプ役になってくれますので、初心者でも安心して任せることができます。
【メリット】
≪1≫よりきめ細かいサービスが可能
自動車保険に関してきめ細かなサポートが受けられます。保険は難解なことも多くありますので、電話などより対面でやりとりをしたほうが、深い理解を得られやすいかと思います。
≪2≫事故後の対応を援助してもらえる
事故後の処理は大変なものですが、代理店の力を借りればスムーズに済ませることができます。契約者側に有利に、迅速に、かつ円満に解決されるよう、努力をしてくれます。
≪3≫信頼関係による安心・情報収集
おつきあいを続けていく中で、信頼関係を築くことができます。安心感が得られるとともに、保険の情報収集にも役立つでしょう。ちょっとした裏事情なども聞くことができます。
【デメリット】
≪1≫保険料が高くなる
いわゆるマージンを取るわけですので、ダイレクト販売よりは一般に保険料が高くなります。安心をとるか、保険料をとるか、といった選択でしょうか。
≪2≫代理店にも良し悪しがある
まず、代理店にも特級・上級・普通・初級などとランクがありますので、契約の際にはチェックしておいてください。
優秀で親切な代理店に出会うことができれば良いのですが、頼りがいのない代理店も中には存在します。
大切なのは事故処理のときの対応でしょう。知識が豊富で、さらに各交渉において相手に好印象を与えつつ、こちら側に有利にすすめてくれるような手腕のある代理店・担当者を見極めるのは、なかなか難しいと思います。自動車の整備工場など、周囲の評判を聞きながら決められるのが良いでしょう。
「保険料が安くなる!」というイメージが浸透した“リスク細分(分散)型自動車保険”。
ここでは、その内容について詳しくご紹介いたします。
保険の最新の概念とはいえ、そこにはやはりメリット・デメリットが存在しますので、よく把握して比較検討しましょう。
リスク細分(分散)型自動車保険とは?
1998年からの自動車保険の自由化にともない登場したのが“リスク細分型自動車保険”です。
この場合の「リスク」という言葉は、ドライバーの危険率、つまり保険会社にとって補償金を払う可能性が高いか低いか、ということを意味しています。
それまでの自動車保険料はどの会社も一律でしたが、「過去のデータをもとに、『リスクが低いと思われる人』=『補償金を使う可能性が低い』人は、保険料も割り引きます」、というのが“リスク細分型保険”のおもなスタンスです。
リスク細分のおもな例
各保険会社で違いがありますが、細分されるおおまかな項目は以下のとおりです。
○地域・・・・・・おもに走行する地域により、交通量や気候が違います。交通量が少ないほど、事故の可能性が低い気候であるほど、リスクが低くなります。 ○年齢・運転歴・性別・・・・・・データをもとに、事故を起こしにくい年齢や性別であるほど、リスクが低くなります。この場合の年齢とは運転歴と合わせてリスク算出がおこなわれます。また、男女別では一般に女性のほうがリスクが低いことになっています。 ○免許証の色・・・・・・無事故無違反歴が長いほど、リスクが低いとみなされます。 ○使用目的・・・・・・買い物などの日常生活/通勤通学/業務目的、の3つにわけてリスク算出されます。前者であるほど使用頻度が少ないとみなされ、リスクも低くなります。 ○年間走行距離・・・・・・走行距離が少ないほどリスクが低いとされます。 ○車の各種装置・・・・・・エアバッグ/ABS/横滑り防止装置/衝突安全ボディー/盗難防止装置など、安全性や耐久性が高い車ほどリスクが低くなります。
◆リスク細分型自動車保険のメリット◆
上記の項目に、多く当てはまれば当てはまるほど、保険料が安くなることが最大のメリットです。
実際に、3割~4割など大幅な保険料の削減を実現した人も少なくありません。興味のある人は、ぜひ各社に見積もり作成を依頼してみましょう。無料一括見積もりサイトの利用がオススメです。
リスク細分型自動車保険のデメリット
いっぽう、条件から外れるところが多い、つまり「リスクが高い」とみなされる人に対しては保険料が割高になるのがリスク細分型自動車保険のデメリットです。
どのようなケースで割高になってしまうかは、項目同士の兼ね合いなどがありますので一概には言えませんが、こちらも、ひとまず見積もり作成を依頼して、従来の保険料と比較してみましょう。
また、契約内容と実際の現状に差異があると、問題が起こることがあります。
たとえば、“日常生活(買い物やレジャーなど)”として登録されているはずの車が、じつは“通勤通学”として明らかに頻繁に使っていることが発覚した場合、「事故のときに保険金がおりない」または「契約解除」になることがあります。
リスク細分において、自分はどのランクに入るのかよく分からないケースもあると思いますが、その場合は保険会社によく確認し、なるべくカバー範囲の広いランクとして登録しておくのが無難だと思われます。
リスク細分型自動車保険の注意点
≪1≫変更が必要な項目についてはそのつど届け出を!
たとえば“日常生活用”として契約していたけれど、“通勤通学”でも使うようになった、というようなケースでは、早めの変更を申し入れ、必要ならば保険料の清算をしたほうがよいでしょう。
判断の微妙なところでは、契約期間中にゴールド免許からブルー免許になってしまった場合などです。一般的には、保険開始時期にゴールド免許であったなら契約に差異はなく、届け出も必要ないようですが、不安であるひとは念のため確認しましょう。
どの項目において届け出が必要かは保険会社によって若干認識が異なりますが、いざというときに補償が受けられないようでは困ります。
「変更が必要かな?」と思われたら、その都度確かめておきましょう。
≪2≫更新、更新…、気づいたら割高?
自動車保険料を安くすませたい人は、なるべくこまめに保険料の見直しをしましょう。リスク細分型自動車保険は、契約当初は安かったけれど、登録内容の変更を重ねているうち、気づいたら割高になっている可能性もあります。
中でも自動車の型式によるリスクは毎年更新されますので、以前は安全性が高いとされていた車でも型落ちするにつれてリスクのほうが高くなった、というケースもこれから考えられます。リスク細分型にこだわらず、その時々で柔軟に低料金な自動車保険をみつけていきましょう。
各損保会社が競うようにして充実化をはかる自動車保険商品ですが、それをさらにユーザーがカスタマイズできるよう用意されているのが“特約”です。
各社さまざまなものが用意されていますので、設定できる特約から保険会社を選ぶのも良いかもしれません。
しかし、必要な特約を見極めることが大切です。つけすぎて“特約ビンボウ”にならないようにしましょう。
特約とは?
自動車保険をつくるうえで、イメージしやすいのは“積み木”でしょうか。
主要な保険セット(対人保険・対物保険・搭乗者保険など)がベースとなる大きな積み木だとするならば、特約はさらに形にバリエーションをつける、小さな積み木です。
特約をつけることによって、補償範囲を広げたり狭めたりできますので、よりユーザーのライフスタイルに合った自動車保険を形づくることができるのです。
保険会社によって「特約」という言葉の使われかたはさまざまで、保険料が割引になるものを指していたり、補償範囲は広がるが追加で課金対象になるものを指していたり、あるいはその両方を「特約」と言っているところもあります。
また、人身傷害補償などを保険ではなく「特約」と名づけているところもあります。
割引になるおもな特約
自動車保険料が割引になる主要な特約は以下のとおりです。
【年齢制限に関するもの】
運転者に年齢制限を設けることで保険料が上下します。補償対象となる年齢幅を広げるほど、保険料は高くなります。保険会社によって、年齢区分が異なることがあります。
・全年齢担保特約―――すべての年齢の運転者が補償されます。
・21才未満不担保特約―――20才以下の運転者が対象外になります。
・26才未満不担保特約―――25才以下の運転者が対象外になります。
・30才未満不担保特約―――29才以下の運転者が対象外になります。
【運転者制限に関するもの】
たとえば、「家族限定特約」がそれです。これは、運転者として家族のみを登録することによって、自動車保険料が割引になります(家族以外は対象外になります)。
ほかに、「本人限定特約」「配偶者限定特約」などがあります。一般に運転者として登録する人数が少ないほど、割引されます。
【車の装置に関するもの】
エアバッグ・ABS・盗難防止装置など、安全装置を装着している車は割引になる特約です。他に、エコカーだと割引になる特約などがあります。
補償範囲が広がる特約
追加として保険料は若干上がりますが、補償範囲が広がる特約の種類です。
各保険会社で詳細な内容が異なることがありますので、よく確認して契約しましょう。
【子供追加特約】
年齢制限による割引はそのままに、子供だけ補償対象として追加したいときにつける特約です。
たとえば今まで30才以上の親御さんしか乗らなかった車に、18才になった子供さんが乗るようになったので保険でカバーしたい場合、全年齢担保として加入するよりも、この「子供追加特約」を使ったほうが安くなります。
“子供”の定義は一般に「同居または未婚の別居の子」となっており、これに当てはまらない子供は対象外です。
【臨時運転者特約】
家族などに限らず、友人など、臨時に不特定の誰かが運転する可能性がある場合におすすめで、ユーザーやその家族以外の運転者をカバーするものです。一般的には、運転者の年齢制限条件にかかわらず誰でも補償対象になるとされていますが、契約の際には対象範囲を確認しておきましょう。また、家族限定特約とは併用できないことになっています。
【ファミリーバイク特約】
契約車のほか、125cc以下のバイクを所有しているときに役立つ特約です。バイクを独自に保険加入させなくても補償がカバーできます。バイクが複数台であっても、借りたバイクでも適用されます。
ただ、補償範囲が対人・対物・人身傷害などに限られ、一般に搭乗者傷害(同乗者にたいする補償)は対象外になっています。
【等級プロテクト特約】
契約中、事故を起こして保険金を使っても、一回だけなら翌年の等級が下がらないという特約です。
【代車特約】
事故を起こして契約車が使えなくなったとき、レンタカーなどの代車費用を一定額補償してくれます。
【事故付随費用担保特約】
自動車事故によって副次的に発生した損害を補償します。たとえば、キャンセルとなった旅行費用やホテル代、帰宅費用などです。
【身の回り品補償特約】
事故によって、車の中にあったもの(ゴルフバッグやカメラなど)に損害をうけたときに補償されます。
【弁護士費用特約】
自動車事故で裁判になったときに、弁護士費用を一定額負担してくれる特約です。
たとえば、事故において相手方の過失が100%であるときは、保険を利用しなくてよいためユーザー側の保険会社は対応しないことになり、ユーザーが一人で交渉にあたるはめになります
自動車保険に加入するとき、よりよい保険会社を選ぶ指針のひとつに、各機関による「格付け」があります。「格付け」は各保険会社の債務履行能力を分析して評価したもので、ひいてはその財務力・保険金支払い能力を垣間見ることができます。
格付け機関としては『S&P(スタンダード&プアーズ)』や『ムーディーズ』が代表的ですが、国内の格付け機関として『(株)格付投資情報センター』や『株式会社日本格付研究所』なども有力です。
格付けは、各調査機関がそれぞれ独自の基準にもとづいて調査・評価したものです。かならずしも各調査機関の格付けが一致するとは限りませんので、なるべく複数のレポートを参考にしましょう。
【補足】
・この格付けは、財務力についてのものです。自動車保険内容やサービスなど、企業全般にわたって評価するものではありません。
・表は、上が上位評価になっています。
・ここに記載するのは格付けを大まかに抜粋したもので(2008年3月現在)、評価は定期的に更新されます。最新の評価や詳細な内容は、各調査機関のサイトなどでご覧ください。
S&P(スタンダード&プアーズ)
格付け 保険会社名
AA+ AIU保険、アメリカンホーム保険
AA 東京海上日動火災、三井住友海上火災、フェデラル保険
AA- 損保ジャパン
A+ あいおい損保、ニッセイ同和損保、日本興亜損保、トーア再保険
A 日新火災海上
A- 共栄火災、富士火災、エース損保、セコム損保、日立キャピタル損保
【格付けの説明】
AAA・・・財務力はきわめて高い。S&Pの最高位格付け。
AA・・・財務力は非常に高く、最上位の格付け「AAA」との差は小さい。
A・・・財務力は高いが、上位2つに比べ、状況の悪化からやや影響を受けやすい。
※「+」「-」は、同じカテゴリ内での相対的強さをあらわします。
ムーディーズ・ジャパン
格付け 保険会社名
Aa1 日本興亜損保
Aa2 アリコ、東京海上日動火災
Aa3 損保ジャパン、三井住友海上火災
A1 あいおい損保
【格付けの説明】
Aaa…もっとも信用が高く、リスクが最小限であると判断された債務への格付け。
Aa…信用が高く、リスクが極めて低いと判断された債務への格付け。
A…中級の上位で、リスクが低いと判断された債務への格付け。
※1~3の数字は、若いほど上位であることをあらわします。
日本格付研究所
格付け 保険会社名
AAA 東京海上日動火災、三井住友海上火災
AA+ 損保ジャパン
AA セコム損保、日新火災海上、日本興亜損保、ニッセイ同和
A+ 共栄火災海上、富士火災海上
A- 朝日火災海上
【格付けの説明】
AAA・AA・Aの順に、前者であるほど債務履行の確実性が高いとされます。
「+」「-」は、同じ格付け内での相対的位置づけをあらわします。
その他、自動車保険会社選びの参考
ソルベンシー・マージン比率
「ソルベンシー・マージン」とは、「保険金の支払い余力」のことを意味します。
通常の範囲内でなく、巨大災害など予想をこえた事態のときに、保険金を支払うことができるかどうかを判断するための指標です。
基本的にこの数字が200%以上であれば一定の健全性を満たしていると考えられますが、経営破綻してしまった保険会社であっても、直前のソルベンシー・マージン比率が200%を超えていたケースが多々あり、一概に信用することはできません。
あくまで参考のひとつにとどめておいてください。
各自動車保険会社のソルベンシー・マージン比率は、それぞれ公表しているディスクロージャー情報
自動車保険を比較検討するための手段として、「無料一括見積もりサイト」を利用することがあげられます。
インターネットを使える環境であればこれを利用しない手はない、というくらい便利に自動車保険を比較することができます。
見積もり結果はほとんどメールで届きますので、好きな時間に見積もりを依頼して、好きな時間にメールを開けて比較することができます。
用意するもの
自動車保険の見積もりを依頼するにあたって、手元に用意しておいたほうが良いものは以下のとおりです。
○免許証・・・各情報入力に使います。
○車検証・・・各情報入力に使います。現在、納車待ちなどで手元にない人は、「メーカー名・車種名・型式・初度登録年月・ナンバープレートの情報」を販売店などに聞いておきましょう。
○保険証書・・・現在、契約中の保険証書があれば用意します。各情報入力に使うとともに、新しく契約したい保険内容を再確認しましょう。
自動車保険・無料一括見積もりサイトの利用手順
各サイトの指示にしたがって入力すれば、問題ありません。
より正確な見積もりをとるために、入力項目に間違いがないか確認することが大切です。
もし間違った内容を入力してしまったら、何度でもやり直すことができるのも、一括見積もりサイトのメリットでしょう。
見積もり結果が届いたら
ほとんどはメールで届きます。早ければその場で、遅くても1週間以内には見ることができるでしょう。
メールに見積もりの金額が書いてあるとともに、保険内容の詳細を見られるサイトにジャンプすることができます。今一度、契約したい内容と差異がないか、比較検討しましょう。
一部の自動車保険会社は、そのままオンラインで契約することができます。この場合も契約内容に間違いがないか、よく確かめましょう。
また、その後、郵送でも自動車保険の詳細などを送ってくれる保険会社もあります。こちらもよく見て活用しましょう。
無料一括見積もりサイト、勧誘は?
このようなサイトに情報を入力すると、その後に勧誘攻勢があるのではないか、と疑ってしまいますが、基本的に勧誘はありません。
また、入力した個人情報についても、各サイト・各自動車保険会社ともにポリシーに基づいて管理していますので、不安はないと思われます。これまでに個人情報漏えいの類の事件があったとは聞かれません。
無料一括見積もりサイト、もっと便利に・確実に!
【より多くの見積もりをとるために】
このように便利な無料一括見積もりサイトですが、ひとつのサイトでは登録自動車保険会社が少ない場合があります。そんなときには、他の一括見積もりサイトも併用するのがオススメです。いくつか登録会社が重なることがありますが、より多くの見積もりをとることができます。
また、無料一括見積もりサイトに参加していない自動車保険会社もあります。加えてそちらもインターネットか電話などで見積もりを取り寄せましょう。より検討の幅が広がります。
【見積もり内容を確かめる】
見積もり結果のメールが届くと、それぞれのメールから各保険会社のサイトにジャンプすることができます。見積もりの内容が確認できるとともに、細かな変更を加えたい場合にも簡単にできるようになっています。
作った内容で、そのままオンライン契約に入る場合は、間違いがないよう確認しましょう。
【同じ保険会社なのに、見積もり金額がちがう?】
複数の一括見積もりサイトを使うと、登録している保険会社が重複しているため同じ保険会社から見積もりが複数届くことがあります。しかも、見積もり金額が同じ保険会社なのに違っていることがあります。
この場合、見積もりの詳細内容が異なっていることがありますので、よく確認して、必要ならば修正を加えてください。
自動車保険の、更新や解約についてのご紹介です。
最近は保険の見直しが手軽にできるようになり、満期が近付くとともに他の自動車保険を検討してみる人も多いのではないでしょうか?
更新時は最適の保険を見直すチャンスでもあります。ひとまず見積もりを取りよせて、そのまま更新するか、新しい保険に切り替えるか考えることをオススメします。
契約中の自動車保険を、そのまま更新するとき
契約内容や保険料に満足していて、この保険を次回も継続したいとき、その手続きは簡単です。
保険会社や代理店から満期の案内が来ますので、書類に記入して送りましょう。インターネットを使って継続手続きを行うと、保険料が割引になるところもあります。
自動車保険を他社のものに切り替えるとき
契約中の自動車保険の満期が近づき、保険の見直しをしたところ、他に最適な保険がみつかったので満期とともにそちらに切り替えたい、というときの手順は下記のとおりです。
なお、新しい保険の契約を、現在契約中の保険の満期日1~2ヶ月前に申し込むと、保険料が割引になるところもありますので、切り替えの手続きは早めにしましょう。
≪1≫新しく加入する保険の申し込みをします。現在契約中の保険の満期日と、新しい保険の開始日にズレがないようにしましょう。
≪2≫現在契約中の保険会社に、継続しない旨を伝えます(連絡しなくて良い場合がほとんどですが、一報入れたほうがスムーズだと思います)。
自動車保険を中途解約したいとき
【1】任意保険の解約
自動車任意保険は、その名のとおり、いつでも任意に解約することができます。
○現在、他の保険会社と契約中だが、さらに最適な自動車保険がみつかったので、他社の自動車保険に切り替えたい
○車を手放すので、自動車保険を解約したい、など
このようなときの手順は下記のとおりです。
なお、契約中の保険Aを中途解約して保険Bに切り替えるときは、保険Aの解約日と保険Bの契約開始日にズレがないようにしましょう。
≪1≫現在契約中の保険会社や代理店に、解約の申し入れをします。電話やインターネットなどでできます。一部の保険会社のサイトでは、解約の窓口がわかりづらいことがありますが、おおむね電話で申し入れができますので、その場合は電話番号を探しましょう。
≪2≫解約申し込み書が送られてきます。記入して手続きをしましょう。
≪3≫未経過の保険期間に応じて保険料が返還されます。忘れずに受け取りましょう。
なお、返還される保険料については、各保険会社で違ってくることがありますので、電話などで確認しましょう。
【2】自賠責保険の解約
売却時などは解約できませんが、廃車に(登録抹消)したとき、つまり車検証やナンバープレートを返したあとで自賠責保険は解約できます。
各保険会社の窓口で手続きができます。必要な物は以下のとおりです。
・自賠責保険証
・廃車確認のための書類(抹消登録証明書・解除事由証明書・登録事項等証明書のいずれか)
・契約者本人の証明(運転免許証など)
等級の引き継ぎについて
等級は基本的に、他社に切り替えた場合でも引き継がれます。
自動車保険Aの満期日とともに保険Bに切り替えるようなケースでは、(それまでに事故を起こしていなければ)等級は上がって保険Bに引き継がれます。
また、自動車保険Aを中途解約して保険Bに切り替えるケースでも、(保険Aの期間中に事故を起こしていなければ)同じ等級が保険Bに引き継がれます。
なお、この場合、保険Bの契約は、保険Aの満期予定だった日までの“短期契約”というかたちになります。短期契約で無事故のまま満期を迎えたら、等級が上がりますので、そのうえで保険Bを更新するかどうかの選択になります。
